エスコートランナー

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人生を考えた【時】でした。

家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。

今日は、お疲れ様のタクシーDAY。
ついつい、手が上がってしまいました。

運転手さんのお顔は見えませんでしたが、
30代中頃でしょうか。

優しい方でした。
そして、なんの話からか、

運転手さんが言いました。
『うちのお袋は、働きづめで、

俺たち4人の息子を育ててくれました。
朝は3時に起きて、新聞配達。

それが終わると俺たちに朝飯を食べさせて、
宅配便の運転手。

夜飯を食べさせたら、
ショップの掃除とスナックの掃除。

夜中の1時に寝て、
また、朝3時の繰り返しです。

だから、
いまは、64歳なんですけど、

4人でお金を出し合って、
弟夫婦との二世帯住宅を作り、

食事は、
セブンイレブンの、

栄養士さんが考えた食事の宅配を頼み、
なーんにもしないで楽をしてくれ!

って、
言ってるんですけど、

退屈だ。退屈だ。
って、言うんですよね。』

その優しい運転手さんは、
お母さんの気持ちがわからないようでした。

私は思わずお節介癖が出て、
『運転手さん、男の子は、

お母さんを楽をさせようと
仕事を取り上げてしまいがちですが、

そんなに働き者のお母さんなら、
仕事をしている方が、

落ち着くんじゃないですか?
セブンイレブンの食事配達より、

息子さんたちが、
母さんの飯が食いたい!

と、遊びに行くほうが、
作る楽しみと、

食べる楽しみができますよ。』
と、言ってしまったのだが、

その運転手さんは、
『やっぱり、そうですかね。

食事にとんでんに連れて行っても、
あら、時給いくらだわ!

と、今にも働きそうなんです。』
と、言った。

なんだか、
その女手ひとつで、

4人の息子を育てたお母さんと
その優しい息子たちが目に見えそうでした。

64歳といえば、
私とそんなに違わない年です。

ご苦労をされたのだな、
と思うと共に、

今時、
子供たちがお金を出し合って家を作り、

3食の食事代も出すなんて、
なんと素晴らしい息子たちだろうと思いました。

お嫁さんたちも
お優しい。

でも、また、お節介な言葉が出ました。
『お母さんは、

優しい皆さんに、
気を使っておられるのではないでしょうか?

お母さんの好きなように
働いてもらう方がいいのではないですか?』

運転手さんは、
『やっぱり、そうですかね』

と、言い、
もう少し話したいようでしたが、

車は、会社に着いてしまいました。
『ありがとうございました。』

と、
車を降りましたが、

ふと、
色んな女性の人生があるのだなあ、

と、思いました。
良い話を聞けた【タクシーDAY】でした。

エスコートランナー役の中野でした。

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