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93歳でも、帰る実家があるのは?

家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。

今年のゴールデンウィークは、
母のふるさと岡山を訪れました。

母は93歳です。
あまりにも帰りたいと言うので、

意を決して連れて行きました。
なにせ、アルツハイマーなので、

目が離せなくて緊張しましたが、
どうにか無事に帰って来ることができました。

岡山では、
母の実家を訪れました。

実家では、
私の従兄弟のお嫁さんが迎えてくれて、

96歳の母の姉と
大阪から来た88歳の母の妹の

三姉妹ご対面で
みんなもらい泣きです。

母は、
お仏壇の前で泣いていました。

自分の父親や母親の写真を見て、
帰って来たよ。

と、手を合わせていました。
私も一緒にお参りし、

手を合わせながら、
ふと、

93歳が帰る実家がある事の有難さを
感じたのです。

まさに
有り難いことです。

特に現代では。

これは一重に、
従兄弟のお嫁さんの力だと思いました。

跡取りの従兄弟は
15年も前に亡くなっていますが、

まるで娘のように
そのお嫁さんは家を守ってくれています。

私や夫とも仲良しで
盆暮れは今でもやり取りをしています。

今回は、
従兄弟たちの子どもも大勢顔を見せてくれました。

うちの娘家族も合流し
大宴会でしたが、

親族は不思議なもので、
初対面でもすぐに打ち解けました。

そんな母の里帰りを見ながら、
どんなことも制度ではなく、

有りようなのだと
改めて思ったのです。

大家族は嫁が犠牲になると言われ、
本当にそういう家も多く、

核家族化が進みましたが、
お互いが気を使い尊重し合う関係を作れば、

これほど
心強い家族制度はないのかも知れません。

でも、
お嫁さんが頑張るのが当たり前と

周囲が思ったら
やっぱり上手くいかないとも

思いました。
母の実家では、

家を出ている従兄弟たちも、
そのお嫁さんと仲が良く、

感謝の心が出ていました。
96歳の叔母も社会資源を活用して、

暮らしています。
だからこそ、

母の実家が存在することが
できているのですね。

改めて
家を守ってくれている従兄弟のお嫁さんに感謝でした。

で、我が家は、
娘が3人。

それぞれに家庭を持っています。
いつまでも実家があるとは行きません。

せめて、
夫より長生きして、

娘が帰って来る家を
守りたいなあと思っています。

人生100歳時代
人との繋がりが、
より、必要な時代に入ると感じています。

エスコートランナー役の中野でした。

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