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夫婦で暮らして

家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。

私はどう考えても、
外派。

こんな言葉があるのか否か
わからないけれど、

とにかく
家にじっとしているのがダメで、

ついつい
外に用事を作ってしまう。

でも、
家が嫌いなわけではないし、

私の机を置いてからは、
もっと家が落ち着くようになった。

そして、
自分のマンションのある場所も

好き。
藻岩山を毎日見られるから。

私は生まれたのも藻岩山の近くだったし、

実家の両親が家を建てたのも
藻岩山を見られる川沿という場所だった。

そのせいか、
藻岩山を見ていると

心が落ち着いてくるのだ。

その藻岩山が見えるマンションに住んで27年。

不思議に今頃になって
藻岩山の近くの一軒家に住みたい!

なんて
思うようになっていた。

まあいくつになっても
そういう欲があるのは良いことだと思っているが、

その一軒家を考える時、
当たり前に夫婦一緒なのだ。

何を言ってんの?だけれど、
先日、

ご主人を亡くされて7年目の方と
丸2年という二人の女性たちと福井で

楽しくお話をする機会があったのだが、
お二人ともとてもご主人を愛されていて、

一人でいる寂しさを
側にいるだけで感じられた。

お子さんは居られない。

私には、
私を養女にしたいと言っていた叔母夫婦がいた。

結局、
うちの両親がうんとは言わず、

私は養女にはならないまま、
叔母夫婦は亡くなった。

私が今着ている着物の大半は
その叔母の形見だ。

その叔父が亡くなった時、
叔母が言った。

『私たち、子どもがいないでしょ。
お互いだけが頼りなの』

叔母は自分が死ぬまで一緒にいると言って、
叔父のお骨は納骨せず、

寝室に小さな祭壇をつくった。
今は一緒のお墓に眠っている。

その時はなんとなくわかる。
みたいな感じだったけれど、

今はとてもわかる。
福井からの帰り、

もし夫が死んだら
私はどうするのだろうかと、

初めて思った。
そして、

夫と一緒なら、
マンションでも一軒家でも良いや!

と、
思ったのだ。

今のマンションからは藻岩山も見える。
それもごく近くに。

朝日が昇るのも
早起きさえすれば見られるし、

空気も綺麗で
スーパーも近い。

そりゃあ
街までは1時間近くかかるし、

ベランダで焼肉は
管理組合で禁止になった。

庭もない。

でも、
夫は私を好きにさせてくれて、

1週間家を空けても
何も言わないし、

夫婦で別々の出張に行くけれど、
それでも安心なのはマンションだからだし。

もちろん、
二人で一軒家に住むのも良いけれど。

そう、二人ならね。

なんだか
本当に夫婦でいられることに感謝したら、

このマンションでいいんじゃない?
そんな気持ちになって、

そしたら、
藻岩山の景色にこの上ない喜びを感じたのだ。

変なの。

でも、
住む場所ってそういうことなのかなと

思った。

エスコートランナー役の中野でした。

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