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介護リフォームをする前に・・

家ねっとの代表を務めます中野むつみです。

現在は、建物などの調査をする会社を経営していますが、昔は看護婦を15年ほどしていました。まだ、看護師ではなく、看護婦の時代ですが・・・

全く畑違いの世界に入ったわけですが、これがまた、不思議に看護婦の経験が生きる事も多いんですよ。

例えば、私は福祉住環境コーディネーター2級という資格があり、リフォームの際、身体が不自由になった時に、どんな風にリフォームした方がいいのか、ご相談にのります。

この時に、昔の看護婦時代の経験が、むくむくって顔を出すんです。

まず、ご自分もご家族も何処もお身体が悪くなっていないのに、『将来、身体が不自由になった時のためにリフォームをしたい』と仰る方には、

『身体の何処がどんな風に悪くなるかは、なってみないと分かりません。右手が使えなくなるのか、左手なのか、足かも知れませんし、寝たきりになってしまうのか、もしかしたら、最後までお元気かも知れません。予想をしてリフォームするほど、無駄な事はありませんよ。もし、万が一、お身体が不自由になったとしても、病院から退院するまでには時間があります。その時で、リフォームは十分間に合います』

と、お話します。病気は千差万別、自分も家族もどうなるか、誰もわかりませんから。

そして、もうひとつ、お身体が不自由になったとき、全ての介護をご自宅でご家族だけでしようとしない事、というお話もします。私は看護婦時代、訪問看護もしていました。ついつい、患者さんに最良なことをと思いがちですが、介護されているご家族も大変です。

無理をしない事の一番はお風呂です。自宅のお風呂で、ゆっくり入浴させたいから、お風呂のリフォームを100万円以上かけてしても、ヘルパーさんとご家族で入浴介助をするのは、重労働です。また、軽症だから一人で入る場合、一番事故が起きるのも入浴中です。

私は、『社会資源を活用しましょう』と言います。ディサービスや入浴車の利用です。ディサービスで他の方々と交流するのも、良い刺激になります。

全て、自宅で完結させないことが、介護の長続きのコツです。

困ったなあ~と思われたら、いつでもご相談ください。

お身体が不自由になったご本人とご家族に寄り添いながら、一番良い方法を考えましょう。昔とった杵柄で、お手伝いをいたしますよ。

元看護婦の中野でした。

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