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優しい眼差しに

家ねっと代表でエスコートランナー役の中野むつみです。

お仲間の山谷 恵美子さんが、
個展を開いた。

はがき絵の個展だ。
絵に全く興味がない私も、

夫を誘って日曜日に出かけた。
そうなのだ。

最初は、
義理で行ったと言った方が正直か。

会場の紀伊國屋は
あの独特の知性と明るさとセンスが光る店だが、

その二階の奥に会場はあった。

山谷 恵美子さんだけでなく
生徒さんの絵も展示されていた。
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葉書大の大きさの他に
ポスターの大きさや
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細長いものなどが額に入れられて
飾ってあった。

はがき絵は絵だけでなく
言葉も大事だ。

どれどれ、
と、読んだ。

恵美子さんは
仏教の勉強もされているようで、

六波羅蜜や七布施のはがき絵も
あった。

恵美子さんや娘さんのちえちゃんと
あーだのこーだの話し、

夫と恵美子さんと
3人の写真を撮ってもらい、
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日曜日は帰ったが、
帰り際、夫が言った。

『絵、買わないのか?
買うのかと思った。』

私は、
『絵には興味がないから買わない』

と、答えた。
が、

ふと思った。
私はどうして絵を買わないのだろうか。

確かに高価なものだが
今まで恵美子さんにお世話になったことを考えたら、

けして払えない額ではない。
娘さんのちえちゃんにも、

いっぱい世話になっている。
いつもの私なら買うはずだ。

どーして私は買わないのか。

そして、
一昨日の夜中、

急に目が覚めて分かった。
私は変わりたくないのだ。

え?!なんのこと?
とお思いだろうが。

私は、
恵美子さんの絵の中で、

七布施の中の
【眼布施】に一番惹きつけられていた。

あなたの優しい眼差しに
心がふるえます。

と言う書き出しだと思う。
それをみた時、

一瞬だが、
買うならこれだな。

と、
思ったとことを

思い出した。
そして、

すぐに買わない。と、
思ったことも。

きっと私が優しい眼差しをもったら、
100人力なのだ。

知性的な目でもなく
野心的な目でもなく

優しい眼差し。
眼差しは演技するのが難しい。

怒りや嫉妬や悪巧みの眼は
演技でも作れるけれど、

本当に優しい眼差しは
心が優しくないと作れない。

この絵と共にいたら
その優しい眼差しがきっと作れるから、

私は、
絵を買わないと思ったのだ。

変な理屈だけれど
そう思う。

そう気がついた途端、
買おう!と決め、

恵美子さんにメールをした。
あの絵、売れちゃった?

答えは、

『あの絵は、
むつみさんのことを待っていましたよ。』

本当に待っていてくれたのだと
思う。

今日、
もう一度、個展を見に行った。

そして、
ゆっくりと

眼布施の言葉を読んだ。
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私は、
優しい眼差しの中で

ここまで生きてきたのだ。
今度はそれをお返しする番なのだ。

来週の月曜日、
優しい眼差しでセミナーを開ける気がした。
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エスコートランナー役の中野むつみでした。

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