家ねっとBlog

家ねっとHOME > 家ねっとBlog > 親の家について

親の家について

不動産売買担当の柴山です。

先日、親の家を売りたいのだが相談にのってほしいという依頼があり、

今年90歳になるというお母さまのお宅を訪問しました。

数年前にご主人を亡くされてから一人暮らしをしていたが、

いよいよ息子夫婦と同居することにしたとのこと。

その日、同席してくれたお嫁さんは、

お母さまの意思をひとつひとつ確認しながら話を進めていくという優しい方でした。

お母さまは、お嫁さんを信頼しているようで、

「任せるよ、それでいいよ」としっかり受け答えしていて

その関係がとても良好なのが伝わりました。

この二人ならきっと一緒に住んでも大丈夫!と思えました。

 

お母さまはしっかりしていて、まだまだ一人暮らしでも大丈夫のように見えました。

しかし、いろいろと話をしているうちに、実は足腰も弱り

一人暮らしはもう限界にきているとのこと。

息子さん夫婦から同居の申し出があって同居を決断するまでには、

多くの迷いと時間を要したのではないかと推測されました。

「主人が亡くなってからは、庭の手入れも行き届かなくなって、、、」と

庭に目をやるお母さまの横顔が少し寂しそうでした。

年老いてから一人になると、一軒家の管理は大変です。

思い出の詰まった家を手放すのは切ないことでしょう。

それでも、いつかは家と別れなければならないのです。

それであれば、元気なうちに、自分で片付けができるうちにと、

家を手放す覚悟をされたこのお母さまに拍手を送りたい気持ちになりました。

きっとこのお母さまは、息子さん夫婦と同居して、

安心して、気楽に暮らせるようになることでしょう。

もう家の管理のことは考えなくていいのですから。

お嫁さんと暮らす気苦労などは、たぶんそれほど大きな問題ではないはず。

長い長い年月を経て、良好な間柄を築いてきたことでしょうから。。。

今の時代には珍しいことになってしまった息子さん夫婦との同居を選択したお母さま。

末永く、幸せになってほしいと願いながら、家を売らせて頂く契約をしてきました。

 

親の家を売却したいと思っている方は多いと思います。

迷っているときは、ほんの少し背中を押せるかもしれません。

家ねっとに、お気軽にご相談くださいね♬

いいねと思ったら、クリックをお願いします。↓↓
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 その他ハウスメーカーへ
pagetop