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人生の転機と『家』その1

家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。

人生は思わぬところで 好転する。

結構、この感じ 悪い方に向かう話が多いけれど、

良い方に転ぶことも あるんだと思う。

私の場合 それは人が住まなくなった実家を

壊して売った事だった。

実家の所有権がある母は

有料老人ホームに入り 今思うとだが、

自分から壊すとは、

言い難い心境だったと思う。

そして、 もう一人の所有者である私の姉も

同じだったのだろう。

何故か、 その家の管理も

そして、最後、 実家を壊すという決断も

所有権のない次女の私に託された感じだった。

実家の横には 父が創業し今は夫が社長の会社があり、

社長である夫が買うと決断すれば 一番すんなりいくのだが、

私はそれを否定し続けていた。

『会社は今は買わない』と。

その時の私は、

自分も関わる会社の経済状況を考えて、

実家を買えないと 言っていたつもりだったけれど、

ある日、

会社が実家とは反対側にある土地を買うことになり、

間に入ってくれた家ねっとのお仲間 柴山ひろこさんの一言で

事態は急展開した。

『社長は実家の土地も買いたがっていますよ』

私には寝耳に水だったけれど、

夫と柴山さんと私で話をした時に

夫がはっきり言ったというのだ。

人間、聞きたくないことは 聞こえないらしい。

結局、 実家は取り壊され 土地は夫の会社が買った。

天国の父も喜んだだろう。

そして母は、 『スッキリしたね』と言い、

姉も、 『良かったね』と言った。

母は、売ったお金で 少々お高い老人ホームだけど、

多分100歳越えで暮らせるだろう。

実家を壊して土地を売ったことで 全てがうまくいったが、

私だけは最後までスッキリせず、

会社の隣にあるのに

実家の取り壊しを直視できなかったらしく、

取り壊しが始まると 体調を壊し、

最後まで見届けることが出来なかった。

後で気がついたが、

実家は私にとって父の象徴だったのだと 思う。

その後、

今度は自分のマンションを

家ねっとでリフォームをしたのだが、

ここに大きな転機が隠されていた。

人生は

その時はわからないけれど 後から、

あの時、この決断をしたことで 自分の人生が好転したと

気がつくことが多いと思う。

そしてそれは、

土地の売買、新築、リフォーム、 そして取り壊しという

人が住み暮らし人生を共にする『家』と 深く関わることが多いと思う。

エスコートランナー役の中野むつみでした。

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