エスコートランナー

シェア?!

家ねっと代表でエスコートランナー役の中野です。

先日、
初めて【シェア美容室】に行ってきました。

8人の美容師が、
一つの美容室をシェアしているのですが、

そこがなんとも気持ちの良い空間でした。
もちろん、私の髪を切ってくださるのは、

長いお付き合いの先生です。
今までは一軒のお店を持っていた先生ですから、

お客としても、
どんな感じになるのかしらと心配でしたが、

あまりに気持ちの良い空間に、
ウキウキしたほどでした。

で、
なんでこんなに心地よいのかしらと、

見回して、

それは空間の広さと
お隣の鏡との距離感だと気が付きました。

8つの鏡席が程よく離れて配置され、
自分視野にお隣が入ってきません。

でも、
気持ちよく

切っていただいているのだなあ、
と言う気配は感じるのです。

部屋の色彩も茶系で抑えられ、
BGMも自己主張が少ないのです。

シェアされた空間だから、
きっと工夫されたのだと思います。

シェアを成功させるのは
シェア構成員の人間性はもちろんですが、

空間の演出も大事なのですね。

そして、
ふと、

家族って、
一番長く続いているシェアなのではないかしら、

と思ったのです。

あまり、
家族で家という空間をシェアしているなんて、

考えた事はなかったのですが、
赤の他人の二人が結婚し、

一緒に暮らし生活を共にする。
子どもができたり、

もしかしたら、
親と一緒に暮らすかもしれません。

それは、
シェアする人が増えるという事。

それぞれの人間性も大事で、
その距離感を最高のところに保つ努力も必要ですが、

空間としての配慮も、
あったほうがいいのではないかしら。

と思いました。
ただいま、私は、

夫と2人暮らしです。
夫は、居間のテレビの前にいることもあるし、

自分の部屋に入ることもあります。
私は、台所か食卓テーブルの片隅が定番位置。

でも、
二人が一番近い距離で

心が打ち解けるのは、
テレビの前のテーブルで

夕食を食べるときでしょうか。
向かい合わせでも、

隣同士でもなく、
真四角テーブルなので、

直角の隣です。
18畳の空間のほんの片隅、

なんとももったいない使い方ですが、
その距離感と空間が心地よいのですね。

床にペッタリと座り、
テレビを見たり、

おしゃべりをしたり、
あまりに日常で、気が付かなかったですが、

二人でシェアする時間と空間です。

美容室をシェアされているのは
40代から60代の男女8人ですが、

もしかして、
シェアする事は、

人生を積み重ねてきた年代に、
向いているのかもしれないと思いました。

エスコートランナー役の中野でした。

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